日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

2019年11月27日プライベートレッスンを行いました


先週土曜日にアタックス社長塾で研修を担当したことをブログに書かせていただきました。

その際の塾生さん達のアンケート結果が今日届きました。

「プログラムは満足できるものだったか」

「実務に直結する内容だったか」

「キャリアアップに役立つ内容だったか」

「講師に満足できたか」

の4項目で5点満点評価いただいた結果、各項目の平均点が4.86~5.00でした。

お役に立てたことがわかって、ホッとしています。

 

さて、日本話し方センターでは、ご要望に応じてプライベートレッスンも行っています。



昨日は、ある会社の社長様(Aさんとします)にレッスンを行いました。

Aさんは過去に2日間集中セミナーに参加いただき、その後、ご要望をいただいてプライベートレッスンをさせていただくことになりました。

来年から、ロータリーやライオンズクラブのような社外の集まりのリーダーに就任され、会合でお話になることが多くなるそうです。

しかし、人前で話すことは苦手で、そういう機会はできるだけ避けてきたとのこと。

来年からはリーダーとして話さねばなりません。

どうせ話すなら、自分が納得でき、聞き手をひきつける話がしたい、と思われています。

レッスンはこれからリーダー就任の来年7月まで、定期的に行うことでご用命いただいています。

 

昨日はその第1回目でした。

まずAさんが参加されている会合で色々な方がスピーチをされている様子を撮影したビデオを見せていただきました。

それらのビデオを拝見しながら、Aさんから

「この人のように歯切れよく話したい」

「この人のように詰まりながら話すのは避けたい」

など、なりたい姿をお聞きしました。

具体的にどのように話をされたいのかがイメージでき、今後レッスンを進める上で非常に有益でした。

 

その後、レッスンの開始です。

まず滑舌を良くするための口の体操をしてもらった後、スピーチの冒頭の挨拶のところを繰り返し練習してもらいました。

「皆さん、こんにちは。私は、○○株式会社代表取締役のAと申します。」

なめらかに話せるように何度か繰り返し挨拶をしてもらいました。

次に会社名とお名前をゆっくり、少し大きめの声で言うことをアドバイスしました。

こうした挨拶では、会社名とご本人のお名前を、聞き手にきちんと印象づけることが大切です。

最後に、眼鏡をしっかりかけて目が見えるようにして話してください、とお願いしました。

Aさんはスピーチしている間、眼鏡のフレームがちょうど目の位置に来て、聞き手から見ると目が隠れるようになっていたのです。

目隠しをしているようで、聞き手からすると気になるところでした。

これが、とても効果的でした。

Aさんは、はっきり前が見えるようになった途端、歯切れよく、力強い声で挨拶をされたのです。

「Aさん、話す雰囲気がガラッと変わりましたね。気持ちの変化がありましたか?」

「ええ。前がよく見えるので、聞き手がいるような気になって気持ちをのせて話すことができました。」

素晴らしい進歩でした。

今後のレッスンも、この調子でAさんにも私にも気付き、学びの多いものにしていきたい、と思っています。
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